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福岡屋台の楽しみ方

福岡といえば、いろいろなものが思い浮かぶ個性豊かな街ですが、「屋台」も福岡の特色を表すひとつの文化でしょう。現在150軒ほどある、福岡の屋台についてご紹介させていただきます。

福岡屋台の歴史

屋台は、戦後の復興を象徴する存在として、全国各地に登場しました。福岡でも昭和20年頃に屋台が街を賑わせ始めています。その後、国の方針として、屋台は次第に廃止されることになったのですが、福岡では「屋台の灯を消してはならない」と経営者たちが立ち上がりました。お祭り好き、人との語らいや集いが好きな、博多者の気質が関係しているのかもしれません。

1950年代に組合を結成した経営者たちの努力が功を奏して、博多の屋台は存続が認められ、その後、1970年代のピーク時には、400軒を超えるほどに成長しました。

その後、再び、規制がかかり、原則的に屋台は「一代限り」となっています。ただ、ここにきて「屋台は、福岡の貴重な観光資源」として、その存在価値を見直す動きも出てきています。事実、福岡に出張の際に、屋台を訪れるビジネスマンやビジネスウーマンは少なくありません。市長の高島宗一郎氏も、「課題を克服して、屋台を福岡に残すべき」との考えを表明しており、今後の屋台行政に期待がかかるところです。

福岡屋台の場所

福岡屋台の中心地は、天神・中洲地区です。ラーメンのメッカ長浜地区にも多くの店舗があります。その他博多など市内にいくつか点在しています。

「屋台おかもと」は天神南地区の渡辺通(BIVI福岡前)最南端の屋台になります。表通りから中に入ったところには、飲食店も多く、またビジネス街でもあるので、「飲んだ帰りに屋台でもう一杯」あるいは「締めのラーメン」また、「ガッツリと夕食」「残業の夜食でラーメン」など、さまざまな目的で利用されています。

屋台の楽しみ方

福岡屋台の特徴はやはり「とんこつラーメン」。これを目当てにこられるお客さん、特に観光客さんは多いので、やはり多くのお店が「とんこつラーメン」特に、長浜系のスタンダードな細麺のラーメンをメニューに加えています。これを柱として、それぞれのお店に特色があります。例えば、「屋台おかもと」では、中華系や肉系の本格的なガッツリしたメニューをお出ししています。もちろん、博多ラーメンにこだわらず、独自の味で勝負している屋台もあります。このなんでもあり感がまた屋台の魅力でもあるわけです。

屋台で締める

福岡屋台のスタンダードな楽しみ方といえば、やはり、どこかで飲食した後、締めでラーメンとお酒をもう少しといった形。そういった時間帯には、すでに席は埋まっていることも多いので、お客さん同士で席を詰めながら、それをきっかけに、見ず知らずの人たちが会話を始めるのも屋台ならではの光景でしょう。

屋台でデート、ひとり飲み

カップル、あるいは一人といった少人数ででふらっと入りやすいのも屋台です。席の混み具合は、外から一目で分かりますし、ちょっと食べたい、少し飲んで帰りたいといったときに気楽に立ち寄れます。

屋台でがっつり夕食

また、屋台は、二軒目以降の店として使われることが多いので、逆に早い時間は穴場です。平日の7時、8時なら、ゆっくり空いていて、大将や店員さんとの会話も十分楽しめます。この時間帯なら、残業の合間、また仕事後にガッツリ食べられる食堂としても利用できます。

有名人も屋台が好き

屋台には、ミュージシャンやスポーツ選手などの有名人が、訪れることが非常に多いです。テレビで見かけるあの人とテーブルが同じになる確率は結構高いかもしれません。

屋台の魅力は、コミュニケーション

非日常の空間で個性的な飲食を楽しめるのが屋台ですが、その大きな特徴は、やはり、お客さん同士、またお店スタッフとの「距離が近い」こと。ふらりと屋台に入って、空いていたら、目の前の大将や店員さん、混んでいたら、隣のお客さんになにかしゃべりかけてみる。ここからが本当の屋台の時間の始まりです。ただ、何ごとも節度は必要。ほどほどに心地良い距離感をつかめるようになったら、あなたも屋台の達人かもしれません。

限られた席数、なにとぞご協力を

屋台の席数は一般店舗のように多くありません。お客さん同士で席を積めたり、譲りあったりしていただいている光景を目にすると、屋台冥利につきるというもの。いつもありがとうございます。

屋台でのマナー

たいていの屋台は、歩道の上にあります。店の内外で大声で騒いだり、たむろして通行の邪魔になったりすると、苦情がでるなど、周囲に迷惑がかかってしまいます。屋台を維持していく上で、店主がもっとも気を遣っていることは、「清潔である」「騒音を出さない」「通行の邪魔にならない」です。「清潔である」ことはお店の努力で、私たちもできる限りを尽くしています。ただ、私たちの力だけではどうにもならないこともあります。

福岡の貴重な観光資源、また、昔ながらの憩いの場、社交の場である「福岡の屋台」を今後もずっと存続させるために、経営者はもちろん、市民のみなさんやお客さん、一体となって守っていければと思います。

ぜひともご協力をお願いいたします。

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